この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
秘密のキスは蜜の味【完結】
第29章 私たちの場所
***
エプロンして髪をアップにしたら腕捲り。
「よし!」
「鏡也君は座ってて今日は私が作るから」
「ひとりで大丈夫か?」大丈夫だよ……たぶん!
トントントントン………ジュージュー
ちゃんと料理も作れるってとこ見せなくちゃ
ほんとはまだレシピ本が手離せないんだけど、愛情だけはたっぷり入ってるからね。
「お~旨そうな匂い」
でしょ?匂いだけじゃないよ?ウフフ
鏡也君が匂いに釣られてワイン片手にキッチンまで覗きに来た!
「あ~鏡也君…もうダメ」
作った先から味見って言って食べちゃうお腹一杯になっちゃうでしょ?
チュッ。「あ~コラッ。キスで誤魔化してもダメ」
もう終わりね。
はいはい。
「葉瑠…ワイン飲む?」うん…飲みたい。
トントントントン……
ちょっと待って…そこに置いといて♪
もうすぐ終わるから……
「葉瑠?」ん?なに。
「ほらっワイン」え?
「うっんっ、ゴク」
「おいし?」ニコッ……うっ、うん美味しいけど!
いきなり私の後頭部に手を置くから…キスされるのかと想ったら…
ワインの酸味が口一いっぱいに拡がってきた。
「………」口移しで飲まされちゃった。
「ほらっ葉瑠早く、固まってないで作って」
あっうん…
───
「いただきます」
「召し上がれ」ウフフ
どう?「……………!?」
え?どうなの?美味しくない?なんか言ってよ!
「旨い。すげ~うまいよ」
ほんと?よかった。
「って言うか、ずっと味見してたから旨いのは分かってるんだけどな」
そっか。たしかに!
エプロンして髪をアップにしたら腕捲り。
「よし!」
「鏡也君は座ってて今日は私が作るから」
「ひとりで大丈夫か?」大丈夫だよ……たぶん!
トントントントン………ジュージュー
ちゃんと料理も作れるってとこ見せなくちゃ
ほんとはまだレシピ本が手離せないんだけど、愛情だけはたっぷり入ってるからね。
「お~旨そうな匂い」
でしょ?匂いだけじゃないよ?ウフフ
鏡也君が匂いに釣られてワイン片手にキッチンまで覗きに来た!
「あ~鏡也君…もうダメ」
作った先から味見って言って食べちゃうお腹一杯になっちゃうでしょ?
チュッ。「あ~コラッ。キスで誤魔化してもダメ」
もう終わりね。
はいはい。
「葉瑠…ワイン飲む?」うん…飲みたい。
トントントントン……
ちょっと待って…そこに置いといて♪
もうすぐ終わるから……
「葉瑠?」ん?なに。
「ほらっワイン」え?
「うっんっ、ゴク」
「おいし?」ニコッ……うっ、うん美味しいけど!
いきなり私の後頭部に手を置くから…キスされるのかと想ったら…
ワインの酸味が口一いっぱいに拡がってきた。
「………」口移しで飲まされちゃった。
「ほらっ葉瑠早く、固まってないで作って」
あっうん…
───
「いただきます」
「召し上がれ」ウフフ
どう?「……………!?」
え?どうなの?美味しくない?なんか言ってよ!
「旨い。すげ~うまいよ」
ほんと?よかった。
「って言うか、ずっと味見してたから旨いのは分かってるんだけどな」
そっか。たしかに!