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秘密のキスは蜜の味【完結】
第29章 私たちの場所
───///
「葉瑠…起きたな、珈琲飲むだろ?おいで」うん。
まだ眠そうな顔してるな。久しぶりに俺の淹れた珈琲でも飲んで眼を覚ましな。
「………!!もう帰っちゃうの?」
「いやまだだけど…」ん?
葉瑠が部屋の隅にある俺の荷物を見つめながら呟くように言った。
あっそうか‼
そんなつもりじゃなかったんだけど……
今日帰るから早ばや荷物を整理して置いといたから…きっと寂しくなったんだ。
〝早く帰りたいの〟バカだな違うよ。
「今日さ、札幌支店の報告も兼ねて会社に顔出そうと思ってたから、葉瑠も送ってやるから一緒に出よ」
だから荷物だけ先に纏めといたんだけど、葉瑠にしたら嫌だったな。
ごめんそこまで考えてなかったよ!
「葉瑠…来て」
手を出すと伏し目がちに弱々しく握り返すだけ。
そんな顔するな……
引き寄せると俺のシャツを掴んで動かないし…
「やっぱり空港まで行く」
「ダメ葉瑠は仕事だろ」ムッ……
ギュッ─逢えるときはすげ~嬉しいけど帰りは…
ダメだなやっぱ!
こんなんじゃ言えね~じゃん。転勤が長くなるって…
いつ言おうか昨日からずっと考えてたんだけど……
昨日は楽しそうな葉瑠を見て言えなくて…今朝はこんなに寂しそうな顔をするからさぁ。
まだ3ヶ月だし、次に会ったときにでも言えばいいよな?
次はゴールデンウィーク辺りなら逢えるだろ。
「葉瑠…次の目標決めよっか?」
ゴールデンウィークならまた連休だから「展示会があるの」
あ~そっかでもずっとじゃないだろ?………
何とか時間作ろ?な?……うん!
「葉瑠…起きたな、珈琲飲むだろ?おいで」うん。
まだ眠そうな顔してるな。久しぶりに俺の淹れた珈琲でも飲んで眼を覚ましな。
「………!!もう帰っちゃうの?」
「いやまだだけど…」ん?
葉瑠が部屋の隅にある俺の荷物を見つめながら呟くように言った。
あっそうか‼
そんなつもりじゃなかったんだけど……
今日帰るから早ばや荷物を整理して置いといたから…きっと寂しくなったんだ。
〝早く帰りたいの〟バカだな違うよ。
「今日さ、札幌支店の報告も兼ねて会社に顔出そうと思ってたから、葉瑠も送ってやるから一緒に出よ」
だから荷物だけ先に纏めといたんだけど、葉瑠にしたら嫌だったな。
ごめんそこまで考えてなかったよ!
「葉瑠…来て」
手を出すと伏し目がちに弱々しく握り返すだけ。
そんな顔するな……
引き寄せると俺のシャツを掴んで動かないし…
「やっぱり空港まで行く」
「ダメ葉瑠は仕事だろ」ムッ……
ギュッ─逢えるときはすげ~嬉しいけど帰りは…
ダメだなやっぱ!
こんなんじゃ言えね~じゃん。転勤が長くなるって…
いつ言おうか昨日からずっと考えてたんだけど……
昨日は楽しそうな葉瑠を見て言えなくて…今朝はこんなに寂しそうな顔をするからさぁ。
まだ3ヶ月だし、次に会ったときにでも言えばいいよな?
次はゴールデンウィーク辺りなら逢えるだろ。
「葉瑠…次の目標決めよっか?」
ゴールデンウィークならまた連休だから「展示会があるの」
あ~そっかでもずっとじゃないだろ?………
何とか時間作ろ?な?……うん!