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つみとバツと結
第2章 葉桐ウキョウ
「この組織の本質は、本当に信じていいのか?」


ケイジは少し笑い答えた。


「娘を助けるために…そして、このウイルスに悩む人を救うためなら全財産を費やしても構わない!」


言葉に強みはないが振り向き様に見た目は何かを覚悟を決めた目付き…


暫(しばし)、沈黙の後、また歩き出し両扉の部屋にたどり着く。


「先生!」


そこにいたのは滝沢エイジだった。


「エイジ!無事か!?」


「ご覧の通り元気、元気!」


「バカ野郎!心配させやがって…」


俺は少し涙目になりながらも笑ってエイジを向かえた。


「もう一人の女性は、操られていた。だから、記憶を消して先に帰している。」


「斎藤ユキの事か…」


ケイジはそれに対して頷き答えた。
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