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第3章 東海林ラエル

『それを食べた二人はまず"罪"が芽生えた。罪とは生きる過程において新たな命を食していたこと。つまり、植物から栄養をとり生きている実感。

そして次に"罰"が与えられた。男は働き食すために、女はセックスによって快感だけを得ていたが、子を宿すようになり産まれるまでの時間、苦しみを耐えなければならない。

そして最後に"結"…。つまり、その結果、人間は生まれながらにして死ぬまでこれを繰返し生きていかなくてはならない。それが二人が食べた『エデンの実』の影響である。』


読み終えるとジンは皆を見渡す。


「なんだそれは！今は意味ネーだろが！」


レイが叫ぶ後ろから指を顎に当て考えながら話すコウキ…


「いや！興味深い話だ！ジン！お前が話をしたのはアダムとイブの事だろ？」


ジンはコウキに人差し指を指した。