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つみとバツと結
第5章 伊崎キリコ
「まさか、こんなちんけな短剣しか運べないのか?」


「そのまさかよ。あの短剣『コピス』にもそれなりの『神力』が含まれている。神の能力を持つものに与えられた力はこの『神力』が源だ。実際、神の能力を三段階に上げたものでレベルが上位の者が扱える武器…。私はそれを見たことがあるからな。」


「噂では、悪魔を倒す為に神が天使に依頼して造り上げた武器。神が勝利を納めた後に復活さえも絶つ為、『神力』を込めた武器を世界各国に持っていき陸空海に武器を納めた…」


「その話は本当よ。神が勝利を納めたのには人間という宝物を守りたかった。だが、バカな人間はそれを自らの手で封印を解き私達が蘇った。この武器さえ破壊してしまえばこちらの者だ。」


「どちらにしても俺達が世界を支配するのは時間の問題…。」


「そうね。そして、『神力』最大最強の武器は、私達が時間をかけて破壊する…フフフフ…考えるだけで濡れるわ!」


二人は不気味な笑みを浮かべる…
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