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つみとバツと結
第5章 伊崎キリコ
セイヤとナギサとなったサユキは、キリコ達が集まる部屋に戻るとかなり、痛めつけられた大男が数名両手を縄で締め上げられ膝をつき怯えていた。


セイヤはそれ見てキリコと話す。


「どうなんだ、こいつらで移動は、可能か?」


「無理のようだ。ビクともしない…やっぱり考えが正しければ…」


「そのようだな…。神の能力をもっていても所詮人間であることは変わりない。」


「だが、あの『コピス』は運ぶ事が出来そうだ。」


キリコが指で示したその先には既に白骨化した死体に突き刺さった短剣があった…


『コピス』


小ぶりな片刃の剣。柄は木製であるのも特長。


ただ一風ままならぬオーラを感じる短剣…
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