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手と手と~そして君に~
第3章 小さな妖精
とつぜん

ざわざわと風が騒がしく木々を揺らした

僕の髪の毛もざわざわと風になびく

「こっちにおいで、早くこっちだよ」

森が僕を誘っているかのように
風が僕を森へ押しやるように強く吹く

押されるままに
ブランコからたちあがった

ーここよ、はやくいらっしゃいー

風がデイジーの声も僕の耳に運んできたようだ

僕は声に導かれながら森へ入っていった
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