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手と手と~そして君に~
第3章 小さな妖精
カサッ

誰かが草を踏みしめるおとがした

誰だろう?

もしかして、動物がいる?

またカサッ カサッ

僕はじっと立ち尽くしたまま
音のする方を見つめていた

もしかして、デイジー?

踏みしめる音が僕に近づいてくる

動けない僕は
耳に集中してその足音を探した

「デイジー」

とっさに僕はデイジーに駆け寄った
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