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手と手と~そして君に~
第5章 刹那さに再会
「デイジーはね、私の双子の妹よ」
「えっ…双子なの?」
膝を払うと立ち上がり僕のまえに顔を向けた
さっきとはまるで別人のように
少しだけ微笑んでいた
「あなたが森の友達なのね」
デイジーの姉は
歩く足を僕の歩調に合わせ歩く
妹は生まれつき体が弱くて
一時叔母の家で静養してたの
その時の手紙には『森の男の子』ばかり
会いたい
遊びたい
歌いたい、踊りたい
それはもう『森の男の子』ばかりだった
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