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第5章 刹那さに再会

「ありがとう…妹のこと…覚えてくれてて」

僕の手をとり深々と頭を下げた

彼女の瞳は潤んでいる

「いや、僕こそ…」

頭を下げる

ドン!!

彼女の頭とかなり勢いよくぶつかった

頭を抱えて踞る２人…
同時に顔をあげ、笑ってしまった

かなり痛かった
彼女の瞳にうっすらと涙が滲んでいた


「ふふふ…」
「ははは」

顔を見合わせ笑いが出た

確かにあるのは

デイジーという共通点

それはかけがえのない人