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-蜜姫-
第2章 -第一章-
「ん………」
何だろう
身体が重くてダルい。
ぼんやり天井を見てた。
あれ?
私の部屋じゃない?
「……!!!」
ガバッと、飛び起きる。
「え?何? ここ、どこ?」
キョロキョロの部屋を見渡す。
広いベッド。
滑らかなシーツ。
ベッドの横には アンティークな照明。
部屋全体は 薄暗い不思議な空間だった。
「気がつかれましたか」
ビクッ
いきなり知らない男の人が入ってきた。
「あ…
あなた、誰ですか? 私 いったいどうして…」
雪乃はパニックになりながら、問いかけた。
「ここは、あなた様の館でございます。
蜜姫様………。」