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-蜜姫-
第6章 ー第五章ー



「イヤラシイって何ですの?
もう少し言い方が………」


「えー?
そんなキスマークつけておいて、イヤラシイ以外ないじゃない。」


「そんな………
これは………その………」


紫乃は真っ赤な顔で俯いた。


そんな紫乃を見て

「紫乃さんは、その……ソレを付けた人が好きなのね。」

と、恥ずかしそうに雪乃は言った。



紫乃はますます顔を赤らめる。


真由子はそんな紫乃を横目で見ながら、

「ええ。
紫乃はそのお相手がずーーっと好きなんですよ。

ねえ?紫乃。」


「え?
真由子さんは、お相手の事知ってるの?」


「ええ。
よーーく存じてますよ。
嫌という程。。。」


「真由子っっっ////」


「何よ。うるさいわね。

別に雪乃様にバラしたりしないわよ。」


「〜〜〜〜っ////」

紫乃は涙目で真由子を睨んでいた。


(あー
これはあまり聞かない方がよかったかな?)


雪乃はそう思いつつ、ふと
「好きな人かぁ………」

と、呟いた。










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