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第4章 背中文字当て

「遼太郎くん･･･残念ながら、それは出来ません」
変態伯爵の声がします。

敏感なマイクをこの部屋に仕掛けているのでしょう。
遼太郎くんのつぶやきも変態伯爵に聞かれてしまいました。

「どうしてなの？　私たちは、金庫に数字を自由に打ち込めるのよ。　ゲームをしなくても、金庫を開けることはできるわよ」
美弥子が変態伯爵に尋ねます。

「３回入力ミスをすると、永久に金庫が開かなくなります」
変態伯爵の声が嬉しそうです。

やはり変態伯爵はサティスティックな変態です。

私たち４人は黙ってしまいました。

変態伯爵は話しを続けます。
「では、準備がありますので、男性陣はここに残り･･･女性陣は更衣室、つまり１０５号室に戻って、５分後にこちらに戻ってきてください」