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変態城へようこそ!
第4章 背中文字当て
変態伯爵の指示に従い、美弥子ちゃんと私は105号室に戻りました。

この部屋に置いておいたはずの衣類と荷物が、カゴごと無くなっています。


「カゴが持ち去られてる。 何もかも盗まれちゃった!」
私は美弥子ちゃんに言いました。

「ゲームをクリアすれば戻ってくるわよ」
脳天気な美弥子ちゃんです。

「そうかしら・・・」

「ところで先ほどのゲーム・・・彩花ちゃんと遼太郎くん、いいコンビだったわね」
そう言って美弥子ちゃんは、ベッドサイドに座りました。

「私と遼太郎くんが?」

「遼太郎くん・・・すごく彩花ちゃんに気を使ってたよ。 遼太郎くんが彩花ちゃんのことを好きなの・・・彩花ちゃんも気づいてるでしょ?」
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