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第4章 背中文字当て

「さすが美弥子ちゃんね」
美弥子ちゃんの眼力に私は驚きました。

遼太郎くんは私に想いを寄せてくれていて･･･実は、すでに告白されています。


「遼太郎くんの想いを受け入れたら？　爽やか系のイケメンだし、頭は良いし･･･いい男だと思うよ」
美弥子ちゃんは私を説得するような口調です。

「でも･･･」
私はまだ、遼太郎くんの想いを受け入れていません。
遼太郎くんの告白にも、きちんとした答えを返していません。

「迷ってるの？」
美弥子ちゃんが尋ねます。

「うん」

「どうして？　大介先輩のこと？」

「うん」