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変態城へようこそ!
第7章 ショーツ当て
私の匂いを嗅いだあと202号室へと戻った遼太郎くんが、また、203号室にやってきました。

「ショーツは分かった?」
私は遼太郎くんに尋ねます。

「あまり自信はありませんが、ひとつ選びました。 数字は1156です」
遼太郎くんが答えます。

「私のショーツの数字が5371で、彩花ちゃんのショーツの数字が1156だったら、合計は6527ね」
美弥子ちゃんが言いました。


テンキーの付いた金庫は203号室に置かれています。

一樹くんが6527と入力しました。
しかし金庫は開きません。


「俺はぜったいに間違ってないぜ。 今朝見たショーツを見間違えるはずがない」
一樹くんが言いました。

「僕はぜんぜん自信がありません。 匂いだけで彩花さんのショーツを見つけるのは、やっぱり無理です」
遼太郎くんが申し訳無さそうな口調です。
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