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S彼ぇしょん
第2章 羞恥
「あああああ……やば……くぅ……」

ついには両目をつぶり、必死に耐えるあやだが、その波を抑えることはできずに……

「……め……い……く……ああ!」

身悶えたかとおもうと次の瞬間

――ビクン!

一度、腰を思い切り浮かした。そして続々とやってくる波に、小刻みにビクビクと腰は動き続ける。
それは、制御不能な身体のリアクションであった。

「はぁはぁはぁ……」

少し頭がぼーっとするような感覚、しばし周囲のことなど気にしている余裕もなく、あやは快感の渦に飲み込まれていた。

ようやく、意識がはっきりして薄目を開けると、ちょうど歩いてきたOLと目が合った。

まさかそのOLも、この女性の股間におもちゃが仕込まれていることなど、想像するはずもないのだが、あやは自分の辱めを見られたようで、目を伏せてやりすごす。

顔が火照ってくるのが自分でもわかる。
なにか、すべての人に辱めを見られているような、晒し者のような感覚に陥った。
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