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恋はどこからやってくる?
第1章 出会いは深夜
「あー…それ」

紺野は額に手をあて、へへっと笑った。

「一方的に、別れる! って叫んで出ていったんで、ちょっとドラマの主人公気分で階段駆け降りちゃいました」

「なんじゃそりゃ」

「俺いちおう追いかけたからね、って免罪符作り…かな」

情熱的な行動と、他人事のような言葉のギャップはそういう事かと柏木はおかしく思う。

──変なヤツだな

「お前いつもそんなふうに醒めてんの?」

え? と柏木を見る紺野の眉が、困ったように下がっている。痛いところを突いてしまったか…と柏木の眉毛もハの字になった。

「あー…うん。醒めてるかもしれませんね」

過去の恋愛を思い出しているのか、紺野の視線は宙を見ている。細く長い指先を顎にあて、ぼんやりとする横顔は、妙に色っぽい。

カラダの奥におかしな熱が灯りそうで、柏木は慌ててビールを煽った。

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