この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
恋はどこからやってくる?
第5章 ふたりのうねり
たとえばこの恋愛感情を棄て、今までのようにただのマンションの住民同士としてなら、柏木は自分をそばに置いてくれるだろうか。

「そんなの無理だよなぁ」

あの日のあのキスは、なにも言い訳できないほどの強い衝動だった。
気付いてしまい、ここまで大きく育ってしまった柏木への想いは、なかったことになど出来ないししたくない。

ならばこそこそ隠れたりせず、無礼を詫びてきちんと気持ちを話そうか。それで玉砕されれば諦めもつくのだろうか。

──そうだよ、男らしくまずは謝ろう



「男らしくって………はあぁ…」



紺野の盛大なため息と同時に、階上でドアがしまる音がした。

──柏木さん、帰ってきた

耳をそばだててその気配を感じると、胸の奥がキュッとなる。

──足音すら愛おしいって、俺どんだけ変態なんだよ

また落ち込みそうになった途端に響いた、ガシャンドタンという衝撃音に紺野は飛び上がった。


「柏木さんっ!?」

/67ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ