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恋はどこからやってくる?
第1章 出会いは深夜
「あー…、俺は、コンビニに…ビール飲みたいんで」
独り言のように呟き、歩き出そうとした男の膝ががくりと折れた。
「ちょ! 大丈夫かよ!? 」
思わず駆け寄った柏木に男は、
「階段、一気降りしたんで膝が…」
がくがくと震える膝に両手を置き
「運動不足、ダメですね」
ふにゃりと笑う。
「ぷっ」
その様子がおかしくて、柏木は吹き出したあと男の背中をぽんと叩いた。
「そんなんじゃコンビニまで無理だろ。 俺んチで良かったら、来れば?」
ビールの入った重たい袋を掲げて見せる。
「え? でも…いいんですか?」
「俺も飲みたい気分だったのよ。愚痴りたいなら付き合うぜ」
そう柏木が笑って見せると、
「じゃあ、お言葉に甘えてお邪魔します」
今度ははっきりとした笑顔で男は答えた。
独り言のように呟き、歩き出そうとした男の膝ががくりと折れた。
「ちょ! 大丈夫かよ!? 」
思わず駆け寄った柏木に男は、
「階段、一気降りしたんで膝が…」
がくがくと震える膝に両手を置き
「運動不足、ダメですね」
ふにゃりと笑う。
「ぷっ」
その様子がおかしくて、柏木は吹き出したあと男の背中をぽんと叩いた。
「そんなんじゃコンビニまで無理だろ。 俺んチで良かったら、来れば?」
ビールの入った重たい袋を掲げて見せる。
「え? でも…いいんですか?」
「俺も飲みたい気分だったのよ。愚痴りたいなら付き合うぜ」
そう柏木が笑って見せると、
「じゃあ、お言葉に甘えてお邪魔します」
今度ははっきりとした笑顔で男は答えた。