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双眸
第3章 悦



「――っぁん!」


睦鬼の指が花弁を暴くその刺激に瑞乃は堪らず腰を浮かせる


「どうした?」


止めどなく溢れる蜜が睦鬼の指先を濡らし行燈に照らされて艶めく


「口付けだけでこんなに濡らしたのか?」


睦鬼の言葉に瑞乃の瞳から堪えきれない涙が溢れる


否定する様に首を左右に振る瑞乃だが、説得力は皆無だと潤んだ花弁を弄びながら睦鬼は笑う


「違うのか?」


睦鬼は確信を得ていながらも瑞乃の羞恥を煽るため、言葉を紡ぐ


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