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非常階段
第1章  
バッグを拾いあげ、財布を取り出し、俺からもらった金をそこに入れた。
俺は真面目な口調で切り出した。
「前から言ってるけど、どうだい? こんなことしてないで、俺と付き合わないか? 二人で暮らしたら何とかやっていけるだろ?」
彼女は表情を変えずに言った。
「そんな夢のないこと言わないで。私は男に縛られるのが嫌なの。私はずっと自由でいたいの」
「ずっと、って、こんなこといつまで続けるつもりだい?」
「そうね……」
莉奈はまた上を向き考えた。
「あなたが、私と“出来なくなる”まで……かな?」
「へえ、それは夢のある話だね」
俺は彼女にウインクすると、手を挙げて非常階段を降りて行った。
後ろで、音楽が鳴った。
莉奈の携帯電話だ。
莉奈が話し出した。
「明日? 明日いいわよ。じゃあ6時に、いつもの非常階段で……」



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