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なんで同じ時代なの
第2章 今、音
お昼休みの鐘の後、すぐに奴はやってきた。

「凛と一緒にランチしたくて、隣にいい?」

と、図々しくも勝手に隣の椅子に座りだした。
私達の学校は、お昼は教室で食べても、食堂で食べても緑が沢山の中庭で食べても自由だ。
みんなそれぞれ好きな所に散らばっている
今日の気分は教室だったので、美紀と向かい合う形で食べていた。
私はなるべく小さな声で、
「黒田君、はっきり言うけど、昨日、付き合えないってゆったよね、それに今朝のーー」

そこで、話を遮るように

「昨日聞いたよ、でもそれは昨日の話。
今日は気が変わってるかもしれないじゃん、俺と付き合ってよ。」

と、また手を握ってきた。
「まずは友達からでもいいから、、、駄目?」

突然の甘い空気に、周りの皆の目が私達に集中していた、そして、みんな何だか顔が赤い。
ほんの一瞬でこんなに甘い空気を作り出せるなんて、すごい。


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