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第2章 今、音

「やっぱり来たねー小田 海斗！
思ったより早く行動してきて、ちょっとびっくりだったけど、告白ーなんて？」

美紀は普通の事みたいにサラッと言ってるけど、
えっ？なんで？
たまに目が合うってだけで、話もほとんどした事ないのに？

「これで役者が揃ったって感じだね。
小田君も、振られても振られても諦めないタイプだよーたぶん。」

ニッコリとなんだか嬉しそうな美紀、楽しんでる？

「うん、好きだって告白された、
でも、なんか、いつもみたいに即答出来なかった、無理とか言えなかった、、、また明日とか言って逃げて来ちゃった、、、」

「えっ？
もしかして、、、」

美紀もびっくり顔。

「ううん、別に好きとかないよ。」

これは本当、言葉にするとしっくりくる。
じゃあなんで、さっきは言わなかったのかなぁ、
好きじゃないって