この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
真夏の花びら
第5章 日暮れ
日も暮れだした頃、二人は校長室のソファーに座り雑談していた。
「佐々木先生どうしたんだろうね。田中君知っている?」
「いや、僕は知りません。ただ五時限目も六時限目も姿を見せないので授業は自習にしておきました」
校長はスマホを取り出すと、さっき撮った史織の記念写真や動画を見だした。
「今夜はこれでオナニーしようかな!あはははっ」
「元気ですねぇ」
「そろそろ帰ろうか。もう用事はないんだろう?」
校長は立ち上がると、机の上にあるカバンにスマホを入れて帰る準備を始めた。
「今帰ってもダメですよ」
「え?なんで」
「先に帰った先生から連絡がきて、すぐそこの○○駅で人身事故があったみたいで、電車が止まっているらしいですよ」
~終~