この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
tsu-mu-gi-uta【紡ぎ詩】
第7章 時流れの向こうには【詩】
時の流れの向こうには【随筆】
今の時期、我が家の庭には花梨が愛らしい花を咲かせている。花梨の木がピンク色の小さな花をたくさんつけ立っているのである。ウチには花梨は二本あるが、その中の一つはかつて私が中学・高校時代と通じて使っていた勉強部屋の窓際に植わっている。
部屋のガラス窓を開けると、そこはもうすぐ眼の前に花梨があるのだ。かつては両親と私、親子三人は、母屋から離れた一軒屋で暮らしていた。母屋には祖父母が暮らし、食事はもちろん、そちらで一緒にとるが、生活の基盤は別だった。
私の勉強部屋はそこにあった。丁度、高校生の頃、私は通信教育で小論文の勉強をしていた。
今の時期、我が家の庭には花梨が愛らしい花を咲かせている。花梨の木がピンク色の小さな花をたくさんつけ立っているのである。ウチには花梨は二本あるが、その中の一つはかつて私が中学・高校時代と通じて使っていた勉強部屋の窓際に植わっている。
部屋のガラス窓を開けると、そこはもうすぐ眼の前に花梨があるのだ。かつては両親と私、親子三人は、母屋から離れた一軒屋で暮らしていた。母屋には祖父母が暮らし、食事はもちろん、そちらで一緒にとるが、生活の基盤は別だった。
私の勉強部屋はそこにあった。丁度、高校生の頃、私は通信教育で小論文の勉強をしていた。