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tsu-mu-gi-uta【紡ぎ詩】
第164章 土曜日の焼きそばパン
放課後、陽が落ちる時間まで、ひたすらネット打ちに明け暮れる毎日はけして楽しいとはいえず、私は部活に行く時間が苦痛でならなかった。そんな中で、唯一の愉しみが土曜日の部活だった。何故かといえば、土曜は給食がなく、弁当持参になるからだ。母が忙しい時、お金を貰ってパンを買う日が殊に愉しみであった。
中学校の隣に、小さな雑感屋さんがあった。今でいうコンビニのようなもので、安価な文具から総菜パンなど、色々な品が置いてある。私は大抵、そこで焼きそばパンを買った。焼きそばとパンという一見ミスマッチな組み合わせが実は絶妙に美味しいと初めて知ったのも、そこで買って食べてからである。
たまに買う焼きそばパンは、土曜日の一番の愉しみといえた。雑貨屋にはいつも小柄なお婆さんがいて、買いに行くと愛想よく対応してくれた。たまには、ちょっとした文具、消しゴム、シャーペンの芯をを買った。
中学校の隣に、小さな雑感屋さんがあった。今でいうコンビニのようなもので、安価な文具から総菜パンなど、色々な品が置いてある。私は大抵、そこで焼きそばパンを買った。焼きそばとパンという一見ミスマッチな組み合わせが実は絶妙に美味しいと初めて知ったのも、そこで買って食べてからである。
たまに買う焼きそばパンは、土曜日の一番の愉しみといえた。雑貨屋にはいつも小柄なお婆さんがいて、買いに行くと愛想よく対応してくれた。たまには、ちょっとした文具、消しゴム、シャーペンの芯をを買った。