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tsu-mu-gi-uta【紡ぎ詩】
第184章 Tomorrow~直樹と有喜菜、その後
だが、それで良いのだ。自分には有喜菜との間に子どもが生まれ、紗英子もまた新しい伴侶を見つけて新たな幸せを得る。
「眞歩のことは、どうするんだろうな」
バツイチなのはともかく、子連れ再婚になることを相手が承知しているのだろうかと気になる。場合によっては、眞歩を引き取っても良いとは思うが、恐らく紗英子は承知しないだろう。
直輝との離婚を覚悟してまで、代理出産を選択して得た我が子なのだ。紗英子にとって、眞歩は生命にも等しい。
「もちろん、相手の人も眞歩ちゃんのことは承知だって。紗英の身体のことも何もかも承知の上で、結婚したいって言われたそうよ」
相手の男は紗英子より二つ下の三十七歳で初婚だという。
「そうか、よほど紗英子に惚れてるんだな」
直輝は呟き、有喜菜と視線を合わせた。
それで良い。それぞれの道を進みながら、皆が幸せになれれば良いのだ。
「眞歩のことは、どうするんだろうな」
バツイチなのはともかく、子連れ再婚になることを相手が承知しているのだろうかと気になる。場合によっては、眞歩を引き取っても良いとは思うが、恐らく紗英子は承知しないだろう。
直輝との離婚を覚悟してまで、代理出産を選択して得た我が子なのだ。紗英子にとって、眞歩は生命にも等しい。
「もちろん、相手の人も眞歩ちゃんのことは承知だって。紗英の身体のことも何もかも承知の上で、結婚したいって言われたそうよ」
相手の男は紗英子より二つ下の三十七歳で初婚だという。
「そうか、よほど紗英子に惚れてるんだな」
直輝は呟き、有喜菜と視線を合わせた。
それで良い。それぞれの道を進みながら、皆が幸せになれれば良いのだ。