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わたしは……
第2章 その日常
私の朝は早いので、ございます。

それは主人がまだ、夢の中にある早朝。

私はムクムクと肥大し、その最大全長である処の、

135ミリにまで達しているので、ございます。


所謂――朝立ち。

これは主人の若さの証明であるので、ございますが……。

当の主人には些か迷惑なものと、されております。


それは、目覚めた主人が、用を足す際のこと。

そそり立つ私は、主人の命に反するようにして――

頑なに(亀)頭を便器へ、向けようとしないので、ございます。

やむを得ずに、両足をがに股に開き、

両手で無理やりに、私を下に押し下げ用を足す、主人。


決して意地悪するつもりでは、ございませんが……。

日頃の主人への不満が、私をより堅固にさせてゆく――。

その可能性を、否定するものでは、ございません。
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