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わたしは……
第2章 その日常
黒いボクサーパンツ――。
専ら主人が愛用する下着なので、ございます。
つまり私は、一日のほとんどの時間を、
その黒い布の最中で、過ごしているので、ございます。
その中にあって、じっと身を潜めるのは、
想像以上に、辛いものであります故に。
先にも申し上げた通り、時折この身を、
伸ばしたくなるのも、致し方なきことに、ございます。
それは主人が期せずして、脚を組み替えた折――。
ジーンズの布地が、私の(亀)頭を俄かに擦り上げて。
そんな些細な刺激さえ、逃すものでは、ございません。
突如としてエレクト(勃起)を果たす私。
主人はすかさず、ポケットに手を忍ばせ、
何食わぬ顔で、そのポジションを整えゆくのも、また慣わし――。
そうした不意なエレクトは、日に十回を数えるもので、ございます。
専ら主人が愛用する下着なので、ございます。
つまり私は、一日のほとんどの時間を、
その黒い布の最中で、過ごしているので、ございます。
その中にあって、じっと身を潜めるのは、
想像以上に、辛いものであります故に。
先にも申し上げた通り、時折この身を、
伸ばしたくなるのも、致し方なきことに、ございます。
それは主人が期せずして、脚を組み替えた折――。
ジーンズの布地が、私の(亀)頭を俄かに擦り上げて。
そんな些細な刺激さえ、逃すものでは、ございません。
突如としてエレクト(勃起)を果たす私。
主人はすかさず、ポケットに手を忍ばせ、
何食わぬ顔で、そのポジションを整えゆくのも、また慣わし――。
そうした不意なエレクトは、日に十回を数えるもので、ございます。