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年下のくせに
第2章 再会
唇が離れた。

するとタカは
「マユにずっと憧れてたんだ。昔と変わらないマユを見て俺…」

「何言ってんの。からかわないで。」
雰囲気でキスをした言い訳だと思った。

「マジだよ。本当に好きだったんだ。急にこんなことしてごめん。…けど、また来てくれないか?」


真面目な顔になった。

何だか動揺してしまったが、クールな振りをした。

「今日は二人共飲み過ぎたね。うん。また飲みにくるわ」

「……帰らないとダメか?」
少し甘えた顔になった。
女慣れしてるなとムッとした。

「帰るよ。子供達が起きる前には帰らなきゃ」

「そっか。じゃ、送るよ」

「運転できないでしょ。タクシーで帰るっ」

そう言ってお互い、何もなかったように店を後にした。
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