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催眠玩具
第9章 美獣の檻

 正常に戻った?
 わからないけれど、呟き声の感じでは元の高城さんのような気がする。

 高城さんが目を瞬いている間に私はスカートを力任せに引き下ろして……直後に会議室の扉が開いて由美が戻って来た。

「それじゃあ、今日はこれで……スケジュールの調整は、ええと……未織ちゃんだっけ? あの子に連絡すればいいのかな?」

「え、ええ……。本当にごめんなさい、今度はちゃんと……」

「いいのよ! それより、しっかり体直しなさいよ。ホント、亜理紗は昔から頑張りすぎるんだから……高城さん、この子が働きすぎて身体壊さないよう、よーく見張ってあげて下さいね!」

 そう言ってまた私にだけに見えるようにウィンクをする。

「それじゃ……インタビューの続き、またよろしくお願いします」

 人が人に手を差し出す行為。

 それが挨拶の国がある。というより、むしろそういう国の方が多いそうだ。

 海外での活動が長いとそんな習慣が身に着くのだろう。日本に帰って来てもついそれが出てしまったりする。

 そして、日本でしか生活したことがない人間は、いきなり差し出された手の意味がわからずきょとんとしたままになったりもする。
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