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催眠玩具
第11章 真実の愛

 私たちは少年が在籍していると思われる高校の外来専用の駐車場に一旦停車し、そこで由美を降ろした。

「一人で大丈夫なの……?」

 と、心配そうに尋ねる私に由美は笑顔で答える。

「皆でゾロゾロ行くわけにもいかないでしょう。心配要らないって! もしその男の子と出くわしたとして、私がどんな目的で来たのかなんてわかりっこないんだから」

 それはその通りだった。
 父兄か何かとしか思われないだろう。

 むしろ、顔が知られている私や高城さんと一緒にいたほうが危険かもしれない。

「由美さん、無茶はしないで……何かあったらすぐに連絡を」

 私の隣から高城さんも身を乗り出すようにして車外の由美に声をかける。

 由美の理屈に納得こそしたものの、内心ではやはり女性を一人で危険な場所に送り出すことには忸怩たるものがあるというのが、その表情からうかがえた。

「あなたたちもね! どちらかというとそっちのほうが危険は大きいと思うわ」
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