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催眠玩具
第2章 生け捕られた天使
「……確かに僕はいやらしい子かもしれない。でも、貴女と初めて会ったというのは……どうかな?」
彼がその指をパチリと鳴らす。
「え……?」
いつの間にか、私は見知らぬ一室で、裸の男の子の上に乗っていた。
裸……?
何が何だかわからない。
そして一瞬遅れて自分もまた一糸まとわぬ姿であることに気づく。
「いやっ……!」
慌てて胸を覆おうとして、股間に異物を感じ取る。
何……これ……? えっ……これって……。
男の人の……。は、入ってる!?
「……嘘っ!」
飛び退こうとした私を、グッと力強い腕が抱き止める。
裸の少年が身を起こして、私を逃がさない。
微笑んで、でも……それは天使を生け捕りにした悪魔のような。
私はいい知れぬ恐怖に襲われた。
「あ……あなたは……誰!?」