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催眠玩具
第14章 肉百合となって
「ご褒美を……どうか私に……」
「ああ、僕をイかせたのはキミだ……」
高城に選ばれた私は教壇の右側に両手をつき、大きく脚を開いた格好で立たされる。
それを物欲しそうな、恨めしそうな顔で眺める私。
「そんな顔しないで……キミにもちゃんと用意してあるんだ」
高城がパチッと指を鳴らすと、教科書を手にしたまま、テキストを読み続けたまま、日本史の教師がズボンのベルトをカチャカチャと外し始めた。
「ククク、残念賞だけどね……」
高城が意地悪に笑う。
「そんな……ぃ……嫌っ……」
悲鳴を上げる私を、勝ち誇って眺める私。
高城は私のもの……。
ご褒美を貰うのは私。
それには得も言われぬ充足感があった。
しかし、男性教師がクルリと向きを変え、私のほうに向かって来ると、抗う間もなく私の腰のくびれを掴んだ。
「あっ……!?」
高城は、入れ替わりに私のほうへと去ってゆく。
教壇の左側に手をつかされ、私と同じポーズをとらされる私。
同じポーズ、同じ私……それなのに……!