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催眠玩具
第15章 愛する玩具

 亜理紗お姉ちゃん。

 早奈恵お姉ちゃん。

 サチお姉ちゃん。

 未織お姉ちゃん。

 他にももっといっぱいのお姉ちゃん。

 亜理紗お姉ちゃんの会社の残り全部のお姉ちゃん。

 クラスの同級生のお姉ちゃん。

 学校の先生のお姉ちゃん。

 僕の玩具箱はどんどんどんどん、お姉ちゃんでいっぱいになっていくよ。

 そして今度は由美お姉ちゃん。

 赤い首輪をプレゼントしてあげよう。
 他のお姉ちゃんたちとお揃いの、真っ赤な、真っ赤な、玩具の印。

 みんな、みんな、僕の愛する催眠玩具。

 僕の大事な玩具たち。

 僕の代わりに笑ってくれる。
 僕の代わりに泣いてくれる。
 僕の代わりに怒ってくれる。

 ……僕の代わりに愛してくれる、心を持った催眠玩具。

 高城お兄ちゃんも、そうだよ、僕の玩具だよ。
 あの晩、家に帰して、そのままさ。

 でも、後で遊んであげようね。
 お兄ちゃんももうじき来るから、他のお姉ちゃんたちをみんな連れて、この教室まで。

 そしたら由美お姉ちゃんに紹介しないといけないね。

 こっちが本物の高城お兄ちゃんだよって。
 会社でご挨拶をしたのは高城お兄ちゃんじゃなくて僕だったんだよって。

 そしたら、また仲良く遊びを続けよう。
 玩具を使って遊ぶんだ。

 そして待とう。

 いつか、となりのお姉ちゃんとまた会える日を。

 愛する玩具で遊ぶ日を。

 ひとつ、またひとつ。
 玩具を増やして待っていよう。

 僕とお姉ちゃんが……

 心を持った、

 愛する玩具たちで遊ぶ日を。









《催眠玩具 了》

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