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催眠玩具
第16章 あとがき
男なら勇ましい、女ならたおやかな、おっきしたり、濡れたりする高性能レーダーが!
それを頼りに書いていく事が出来る!
だから、エロ小説。
……と、割かし自分にしては頭使ってスマートに選択したつもりだったんですよ。ジャンルを。
で、書く。
書いて書いて書いて書きまくって。
週一ペースぐらいで書いて。それを千切っては投げ、千切っては投げ、ときには千切っては齧り、千切って血が出ちゃったりしながら、バンバン投稿してたわけなんです。その手の雑誌に。
でも、これがもー全然反応ない。
まったくない。
なしのつぶて。のれんに釘押し。ぬかに腕。
……ぬかに腕だったらつっこんでそのまま掻き混ぜて壺ごと床下で寝かせてしまえばオフクロの味になるのかもしれませんが。
とにかく、投稿すれど便りなく、嫌になっちゃって……っと、ネガティブな発言だあ! やりなおし! ……戦略を変えようと、小説投稿サイトを利用することにしたんです。
それが今年(2015)の春頃。
出版社への投稿の良くない所は、反応が得られないことだな! と。
まずは背伸びせずに、色んな人に見て貰って反応を確めながら一歩一歩進んで行けばいいじゃないかと。
そうして、このサイトで作品を公開しだしたわけなんです。
で……。
反応……ねええええええええええええええええええぇぇぇぇええぇっ!
どうしてネットに公開したら反応があると思ったんだお前?
そんな感じ。
びっくりするぐらい反応なし!
感想がないとかそんなんじゃなくて、PVがそもそもない。あっても全然伸びません。
なんだこりゃ、オメー才能ねーよ、あきらめろよ。
自分を苦しめるのはいつだって自分です。
もうね、自分相手なだけに手加減なしに精神攻撃。
他人を労わるのもいいけど、自分ももっと労わってあげたい。もっと光を! 友愛を!
……で、なんとか自我崩壊をせずに一命を取り留めたのは、「こりゃきっと、読者層というものに自分の作品が合っていないに違いない!」という仮説。
そんな眼でよーっく観察してみると、どうやらこのサイトは女性読者の方が多いらしい。投稿作品の傾向や、人気作品などを見ていると、20-40代の女性がユーザのような気がする。
そりゃ、そんな所に「美少女戦士がお乳放り出してアッハーン!」とか、そんなの書いて公開しても誰も相手にしてくれないのは道理。