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催眠玩具
第3章 羽化する淫夢
「アアアアンッ!」
二度、三度。
突かれる度に亜理紗の鳴き声が大きくなる。
年上の矜持がはがれて、裸の自分になってゆく。
「やめっ……て! やめ……アアアアアアッ!」
言葉とは裏腹に、突かれれば突かれるほどに欲しくなる。
亜理紗はそういう体だ……僕がそうしたからだ。
「……気持ちいいでしょう? もっとこうして欲しいでしょう?」
「どう……して……こんな……」
「催眠術ですよ……貴女はもう、淫らな事をされればされるほど感じてしまう身体になっている。自分の意思に関わらず、求めてしまう暗示にかかっているんだ」
「嘘よ! 催眠術だなんて、そんな……」
催眠術にかかったことのない人間の当たり前の反応に、僕は思わずクスリと笑みをこぼしてしまった。
今、現実に催眠暗示にどっぷりとかかっていてさえ、同じことを言う亜理紗が可笑しかったのだ。
愉快な気持ちにさせてくれたお礼にもうひとつ。
力を込めて、丁寧に腰を沈ませる。
「ああああああああああああっ!」