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催眠玩具
第1章 プロローグ
「やめて……ぅ……んっ……やめて……くだ……さい」
少年が絞り出すようにして再び懇願の言葉を口にする。
女以外の誰の耳にも届かぬその声は、わずかに色づく性感の響きを帯びていた。
少年の制服のズボンの真ん中を女が撫ぜさすっているのだ。
淫らな手つきであやされて大きくなってしまったそこを、人の目につかぬよう腰を引いてかばう姿勢の少年。
しかし、それ以上逃げ場はなく、女は掴んで離さぬまま、揃えた指をくねらせる。
「あ……ぅぅっ……駄目……です……こ、こんな……こと……んぅううっ!」
苦痛の呻きが漏れる。
先ほどから、抗う言葉を口にする度に女が強く握るのだ。
握り締め、そしてすぐに緩める。
苦痛、そして快感。
密やかな調教が、揺れる車内の密着に隠れて進行していた。