この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
催眠玩具
第7章 新しい人生

「……亜理紗」

 その口から、私の名前がこぼれ落ちた瞬間、私の中で新しいスイッチが入った。

 もう、わかっていた。
 これは少年が私の中に仕込んでいた新しい暗示なのだ。

 胸の奥が疼き始め、身を溶かす火照りが下腹へと滑り込んでゆく。

「あっ……あ、は……くぅっ……嫌……こんなの……」

 陽の光にさらされた雪のように、当たり前の如く溶け崩れていく私の心。
 内側から始まった溶融は、外へと、もっと激しい反応を求めて欲望する。

「敬……見てごらん、亜理紗のあのいやらしい顔……欲しくて欲しくてたまらないんだ。何を欲しがっているか……わかるよね?」

 見られている……その事が、あの暗示を甦らせる。
 昼間さんざん苦しめられた、あの快感を。

「あん、ふ……ぅぅっ……!」

 金縛りの呪縛すら打ち破るほどの刺すような疼きが子宮を襲い、私はソファの上で身を折った。

 間違いなく濡れている。
 濡れるどころか、隙間なく満ち溢れているに違いなかった。
 肉と肉の間に。

 水が。
 私の中の水が、準備を完了させている。
/176ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ