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催眠玩具
第7章 新しい人生
「高城敬……貴方は、今から亜理紗の本当の姿を知る。亜理紗はとても淫乱な女だ」
心臓をぎゅうっと掴まれるような苦しさが私の胸を襲う。
「やめて……違う……私……そんな女じゃない……」
「亜理紗は淫乱だ……敬、貴方はそんな彼女のことが愛しくてたまらない」
「ああ……やめて……よ……」
霞んだ視界と頬を伝う熱さで、自分が涙を溢れさせたことを知った。
耐えられない……そんな言葉。
高城さんにそんな風に思われるなんて。
心が……心がばらばらになってしまいそうだった。
「淫乱な亜理紗が泣いているよ……慰めてあげないと」
そう言って少年は高城さんの胸に手を伸ばし……。
恋人のように優しくネクタイを緩め、背広の下にそっと手を潜らせる。
「さあ、敬……呼んであげて……名前を。愛する淫らな女の名前は何?」
「う……う、うぅっ……」
少年のされるがままに上着を脱がされながら、苦し気に顔を歪めて高城さんが呻く。
ああ、ああ……駄目……やめて……お願い、そんなこと!