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第2章 初詣に行きましょうか

「着物よ！茜！」


「…き…着物!?」


なんで！？


「ちょっと見せてくれ…っ、──…!? 本当だ…帯と草履まで…」

ﾆｬｰ ﾆｬｰ ﾆｬｰ

「あっ…クロ、ミケ、ブチ！駄目だ触ったら…これは玩具じゃないぞ」

帯の端に手を伸ばした猫たちから慌てて着物を庇う。


「どうするの？」


“ どうするも何も…っ ”

唐突な贈り物に面喰らい、茜は対応に悩んだ。


“ とにかくこのままの状態で着物屋に返品しよう。さすがにこんな高価な物を受けとるわけには…いかないし”




ﾋﾟﾗｯ



「─なんだ？メモ用紙がはさまってる」





《 ※ クーリングオフ期間は過ぎてるよ(^-^) 》




・・・・!！



「…ぐ…ｯ ぬかりない…!!」




ﾆｬｰ





ﾆｬｰ






ﾆｬｰ……