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弓月 舞 after story 集
第2章 初詣に行きましょうか

「だいたい…何が目的でお前達はここにいる…」

「…目的!? そっ、そんなの、絵馬に決まってるだろうが」

「──…絵馬?ほぉ」

どう考えても真面目に初詣に来るキャラじゃない。

彼等の言葉を怪しみながら、茜は男のひとりが手に持つ絵馬を指差した。



「それを見せろ」


「……えッッ」


「どうせ ろくでもない事を書いてるんだろう?ふざけた絵馬は、真剣な参拝客にとって邪魔になる…──ほら、私に見せてみろよ」


「ぜっ、…絶対に見せねぇ」


「益々、怪しいな……」


「ひっ…─」



青崎の男達は抵抗した


しかし結局、願い事を書いた絵馬を茜に奪われてしまう。



「やめろ!読むんじゃねーー!」


「堂々と見せられない内容ならここに奉納するな。大人しく…───ッ、‥‥‥‥」


「…っ、くそ…///」


「……」



茜に絵馬の文字を読まれた男は
顔を真っ赤にしてその場から逃げ去った。


一緒にいた残りの二人も彼を追っていなくなった。



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