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弓月 舞 after story 集
第3章 もしも企画《 教師編 》第一弾
そういえば、細マッチョとは市ノ瀬先生のためにあるような言葉だと、女友達が言っていた気がする。
今の先生は上下ともにジャージ着用だが、初めの授業で手本を見せた時は海パン姿で、その身体に女子といわずクラスの目が釘付けだった。
プールを前に気持ちを沈ませていた柚子以外は…。
「高校生にもなってクロールもまともにできないのは…不味いからな」
「はい、…わかりました…」
心の中で涙を流しつつ
柚子は補講を受けることに。
───…
しかもその補講は、マンツーマンだった。
“ こんなの、聞いてない… ”
クラスメイトがいなくなったプールには、柚子と市ノ瀬のたった二人が残っていた。