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弓月 舞 after story 集
第3章 もしも企画《 教師編 》第一弾
「お前は何より、水に入ったとたんに動きが固くなる。…さすがにもう寒くはないだろう?」
「あ…、確かに寒くない」
二人の教師の言い合いを見守る内に、身体も水の温度に慣れたようだ。
「怖がっているから固くなる…。俺が支えてやるから先ずは浮いてみろ。人間は水に浮く事を、身体に直接 覚えさせろ」
「…はいっ」
.......
彼の指導を受け、柚子は仰向けになった。
首と腰の下に市ノ瀬の手が入った状態でゆらゆらと水面に浮かぶ。
「まだだ…力を抜け」
「……//」
“ できない…… ”
先生の言う通り、上手く力を抜けない。
首を支えられているから溺れずにすんでいる。でももし…不意に支えがなくなったらと想像すると…。
それに
こんな距離で、先生に見られているなんて。
スクール水着は太股まで隠してくれているけれど、身体にピッタリくっついているのに。
この状態じゃあ、どこも隠せない。