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弓月 舞 after story 集
第4章 もしも企画《 教師編 》第二弾
「昨夜の練習…やっと成果がでたな」
「…//…き、昨日は」
《 匠さん 》と柚子が呼べるように、昨夜 市ノ瀬の部屋で行われた淫らな課外授業──。
…そう
どうして彼女がこんな季節に風邪を引くはめになったのか。
それは昨夜、¨ 服を着ずに ¨ 寝たからだ。
「…コホッ…コホン!先生の…いじわる…っ」
「……自覚済みだ気にするな」
すぐに《 先生 》に戻ってしまう柚子は、恥ずかしさから布団で顔を隠した。
それでも市ノ瀬は、ベッドの縁に座ったまま動かない。
柚子は堪らなくなって布団の中から抗議した。
「わたしの看病はもう大丈夫だから……っ、お仕事に、戻ってください」
「…ん?」
「先生、忙しいんですよね?保健の授業内容を考えなきゃいけないって」
「なんだ…柚子。俺から逃げる魂胆か?」
「…っ…そんなんじゃないです…」
布団で隠した顔は、今ごろ真っ赤なのだろう。
どんどん追い詰められていく彼女の姿に…市ノ瀬の狩猟本能が駆り立てられる。