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弓月 舞 after story 集
第6章 忍び寄る陵辱の影(改稿版)
「……」
柚子は沼田の腕を固定している力を少しずつ弱める。
それに合わせて沼田は彼女の手首を掴み返し、ポケットからするすると布を引っ張り出すとその手首に巻き付けていった。
「柚子ちゃんは賢い子だから口まで塞ぐ必要はないよね?」
「……」
彼女の顔色は最悪だった。
手首をきつく締め終わると、沼田はゆっくり彼女を床に仰向けに寝かせる。
胸の前で拘束された手を彼女の頭の上まで持っていった。
「手はここから動かしちゃダメだからね」
そして柚子の上に膝立ちでまたがり
服のボタンを外していく──
「……っ…」
柚子は悔しくて悔しくて…抵抗できない自分を呪った。
「うわぁ柚子ちゃん、可愛い下着つけてるね、ピンクかあ……」
沼田の鼻息がしだいに荒くなっていく。
「悪いんだけど時間無いからさ、いきなり見せてもらうよ~♪」
彼女の背中に手をまわしてブラのホックを外し、あっという間に抜き取ってしまった。
「柚子ちゃんの乳首は下着と同じピンク色だねぇ」
卑猥な言葉を並べる沼田。
それを聞きながらも、柚子は天井をただ無心に見つめていた。
逃げることが許されないなら、せめて早く解放されることを祈るしかない。
なるべく感情を殺してしまわないと……、それだけが、柚子に許された抵抗だった。
だが、彼女のその考えを沼田もよんでいた。
「浮かない顔して……、でも大丈夫だよ。すぐ病み付きになっちゃうからね」
そう言うと彼女の両乳首をキュッと摘む。
「……んッ」
頭上に拘束された柚子の手に力が入る。
親指と人差し指とで突起を挟むと、沼田は捻り始めた。
キュ、キュ、キュ
「ふ、…ん、ん…ッ」
暫くすると両方の突起は硬く立ち、そこからの刺激をより鮮明に柚子の脳へと伝えてしまっている。
「…ッ……ン」
彼女の頬にかすかに赤みが混じってきた。
それを沼田は見逃さない。
「そろそろかな」
沼田は一旦指を離すと
乳首の先端…つまり乳腺の部分を指の先で軽くくすぐった。