この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
恋花火***side story
第3章 ABC-Z
沢田ユズキと付き合いを始めて1ヶ月もすると、「もうエッチした?」
友人たちからそう聞かれることが増えた。
「……まだ。」
「マジかよー。もったいねー。」
友人たちは皆口を揃えて、"SEXは気持ちいい"と言った。
俺も正直に言えばいいのに、言えない。
本当はもうしたけど、ちっとも気持ちよくなかった、と。
SEXを楽しめていない自分は、周りよりも劣っているのか?そんな風に思い
俺はみんなに嘘をついた。
「……陸が男になってしまった……」
なぜだか茜には即バレ。
「なんでわかんの!?」
「なんかオスの匂いがしゅる……」
「こえーよ!!」
「どうだった?」
「……実はさ。」
見栄を張り、誰にも言えなかった本当のこと
茜には自然に言うことが出来た。
それはたぶん、この子は笑ったりバカにしたりしないだろうなと思えたから。
「仕方ないよ。始めはみんなそうだと思うよ?」
「……そうなのかなぁ。」
「味をしめたらやめられなくなるよ、きっと。」
それはなんとなくだけどそう思う。
口でされるのはハマっちゃったしね。
「とりあえず避妊はしっかりね。」
「うん。」
だけどしたくもないSEXのために避妊具を用意する気にはなれず、準備はしなかった。
友人たちからそう聞かれることが増えた。
「……まだ。」
「マジかよー。もったいねー。」
友人たちは皆口を揃えて、"SEXは気持ちいい"と言った。
俺も正直に言えばいいのに、言えない。
本当はもうしたけど、ちっとも気持ちよくなかった、と。
SEXを楽しめていない自分は、周りよりも劣っているのか?そんな風に思い
俺はみんなに嘘をついた。
「……陸が男になってしまった……」
なぜだか茜には即バレ。
「なんでわかんの!?」
「なんかオスの匂いがしゅる……」
「こえーよ!!」
「どうだった?」
「……実はさ。」
見栄を張り、誰にも言えなかった本当のこと
茜には自然に言うことが出来た。
それはたぶん、この子は笑ったりバカにしたりしないだろうなと思えたから。
「仕方ないよ。始めはみんなそうだと思うよ?」
「……そうなのかなぁ。」
「味をしめたらやめられなくなるよ、きっと。」
それはなんとなくだけどそう思う。
口でされるのはハマっちゃったしね。
「とりあえず避妊はしっかりね。」
「うん。」
だけどしたくもないSEXのために避妊具を用意する気にはなれず、準備はしなかった。