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恋花火***side story
第21章 不機嫌なBOY
「一人で永遠に拗ねてれば?」
茜はそう言い残し、海の方へ歩いて行った。
……最悪。
茜が怒るのもしょうがない。
別に茜が悪いわけじゃないのに、意味不明なイライラをぶつけてしまう。
お昼になり、海の家でなんか食べようかって時も
茜は俺から遠く離れ、一人端っこに座っていた。
なぜか最近茜はマネージャーの中で浮いているように思う。
理由はわからないけど。
思い返せば茜はいつも一人だったようにも思えてきた。
俺と一緒にいないとき、あんな風に一人でいるの?
そのときだった。
「茜先輩、ここのかき氷はもう食べましたか?」
って、菜月ちゃんが茜の隣に座った。
「こいつさっき二つも食ったんすよ〜まじおデブ。」
続いてタケルも。
茜の周りに人が来て、ちょっと安心した。
三人の会話がこっちまで聞こえてくる。
柚子胡椒がどうしたこうした、醤油マヨが……
などなど。
今更だけど笑いがこみ上げてくる。
どうやらその名前は、タケルと菜月ちゃんが喧嘩した末に、菜月ちゃんの候補に決まったらしい。
すげぇネーミングセンス。
「だってタケルってば照り焼きとか蒲焼とか言うんですもん!」
そりゃないわ。笑
思わずブハッと吹き出すと、海の家にいたサッカー部みんながこっちを振り返った。
…俺が笑うってそんなに珍しい?
みんな不思議な顔をしていた。
茜はそう言い残し、海の方へ歩いて行った。
……最悪。
茜が怒るのもしょうがない。
別に茜が悪いわけじゃないのに、意味不明なイライラをぶつけてしまう。
お昼になり、海の家でなんか食べようかって時も
茜は俺から遠く離れ、一人端っこに座っていた。
なぜか最近茜はマネージャーの中で浮いているように思う。
理由はわからないけど。
思い返せば茜はいつも一人だったようにも思えてきた。
俺と一緒にいないとき、あんな風に一人でいるの?
そのときだった。
「茜先輩、ここのかき氷はもう食べましたか?」
って、菜月ちゃんが茜の隣に座った。
「こいつさっき二つも食ったんすよ〜まじおデブ。」
続いてタケルも。
茜の周りに人が来て、ちょっと安心した。
三人の会話がこっちまで聞こえてくる。
柚子胡椒がどうしたこうした、醤油マヨが……
などなど。
今更だけど笑いがこみ上げてくる。
どうやらその名前は、タケルと菜月ちゃんが喧嘩した末に、菜月ちゃんの候補に決まったらしい。
すげぇネーミングセンス。
「だってタケルってば照り焼きとか蒲焼とか言うんですもん!」
そりゃないわ。笑
思わずブハッと吹き出すと、海の家にいたサッカー部みんながこっちを振り返った。
…俺が笑うってそんなに珍しい?
みんな不思議な顔をしていた。