この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
恋花火***side story
第25章 COOL GUY (風)
翌朝
顔に朝の陽が当たって目が覚めた
「…あれ?」
隣で寝てたはずの茜はいなくなってて、ポストに鍵が入れられていた。
一人で帰ったのか。悪いことしちゃったな。
残っていたおかゆとポカリを飲んで、シャワーを浴びて家を出た。
すると電車で、じゃれあってる菜月ちゃんとタケルを発見。
…うん。やっぱり二人は、こうじゃないとね。
タケルに呼び止められて、二人のそばへ行った。
なんとなく気まずかったけど、タケルのおかげで場が和んだ。
そして渡された栄養ドリンクと、あめと、…みそ?
「ぴゃ〜っ」
菜月ちゃんどうした。笑
パニクってる菜月ちゃん。やっぱ可愛いや。
仲良しな二人を見ていて、これで良かったんだと自分を納得させた。
…が、一変。
朝のホームルーム終わったあたりにタケルからメールが来た。
タケルに言われた通り菜月ちゃんの様子を見に行くと、……泣いている。
「泣いてません!」
強がっちゃってる菜月ちゃんにまたグラついて、
本当にブレまくりな俺は、ちょっとしたことで決心が鈍ってしまう。
菜月ちゃんを目の前にすると、やっぱり全てがどうでもよくなってしまって
おかしくなる。
「私が好きなのは陸先輩です」
…へ?
今、なんて言った?
「陸先輩!熱があるじゃないですか!」
「…え?」
そう言われたけどピンとこない。
あー、そっか。
やっぱこれ夢か
自分に都合のいい夢を見てるだけなのかも。
夢だったらいいやと思い
ひたすら甘えてみる。
すると菜月ちゃんは笑って
そばにいてくれた。
…不思議だな
菜月ちゃんって年下だし
可愛がられるキャラだと思うんだけど
なんか甘えたくなんだよね
タケルもこんな気持ちなのかなぁ……
俺はどうしても菜月ちゃんが好きで
だけどタケルのことも
茜のことも好き。
八方美人て言われるかもしれないけど
だって好きなんだよ
どうしようもないじゃん
「いってー!」
「はい我慢我慢」
その後点滴をされた。
薬も注射も大っ嫌い
こんな俺を見たらまた、茜は笑うんだろうな
陸子どもみたいって
笑うよな
顔に朝の陽が当たって目が覚めた
「…あれ?」
隣で寝てたはずの茜はいなくなってて、ポストに鍵が入れられていた。
一人で帰ったのか。悪いことしちゃったな。
残っていたおかゆとポカリを飲んで、シャワーを浴びて家を出た。
すると電車で、じゃれあってる菜月ちゃんとタケルを発見。
…うん。やっぱり二人は、こうじゃないとね。
タケルに呼び止められて、二人のそばへ行った。
なんとなく気まずかったけど、タケルのおかげで場が和んだ。
そして渡された栄養ドリンクと、あめと、…みそ?
「ぴゃ〜っ」
菜月ちゃんどうした。笑
パニクってる菜月ちゃん。やっぱ可愛いや。
仲良しな二人を見ていて、これで良かったんだと自分を納得させた。
…が、一変。
朝のホームルーム終わったあたりにタケルからメールが来た。
タケルに言われた通り菜月ちゃんの様子を見に行くと、……泣いている。
「泣いてません!」
強がっちゃってる菜月ちゃんにまたグラついて、
本当にブレまくりな俺は、ちょっとしたことで決心が鈍ってしまう。
菜月ちゃんを目の前にすると、やっぱり全てがどうでもよくなってしまって
おかしくなる。
「私が好きなのは陸先輩です」
…へ?
今、なんて言った?
「陸先輩!熱があるじゃないですか!」
「…え?」
そう言われたけどピンとこない。
あー、そっか。
やっぱこれ夢か
自分に都合のいい夢を見てるだけなのかも。
夢だったらいいやと思い
ひたすら甘えてみる。
すると菜月ちゃんは笑って
そばにいてくれた。
…不思議だな
菜月ちゃんって年下だし
可愛がられるキャラだと思うんだけど
なんか甘えたくなんだよね
タケルもこんな気持ちなのかなぁ……
俺はどうしても菜月ちゃんが好きで
だけどタケルのことも
茜のことも好き。
八方美人て言われるかもしれないけど
だって好きなんだよ
どうしようもないじゃん
「いってー!」
「はい我慢我慢」
その後点滴をされた。
薬も注射も大っ嫌い
こんな俺を見たらまた、茜は笑うんだろうな
陸子どもみたいって
笑うよな